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2010年8月24日 (火)

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音素回復効果

とても面白い実験があります。(将来こういう実験がしたいです。)

It was found that the *eel was on the orange.

It was found that the *eel was on the axle.

It was found that the *eel was on the shoe.

*の部分は、本来の音を切り取り、代わりに咳の音が入ってます。そして、被験者に聞かせて、何と聞こえたか行ってもらうと、(時間のある方はまずやってみてください)上から順に*eelの部分がpeel, wheel, heelと聞こえたというのです。

どういうことかというと、オレンジだから皮、軸だから車輪、靴だから踵と聞こえたということです。欠けた音も意味の流れによって、回復される、だから音素回復効果と呼ばれます。

昨日は、コホートという候補単語の集団という考えをご紹介しましたが、この実験の場合は、peel, wheel, heelがコホートを形成していると言えます。コホートの中から音によって単語は絞られ、それでも決まらなければ、意味によって絞られると言えるのではないでしょうか。

では、次の文はどうでしょうか。

It was found that the *eel was on the envelope.

答えはseal.(封筒に印が押されていた。)

さらに次の文はどうでしょう。ヒントは日本の夏。

It was found that the *eel was on the chopping board.

答えはeel. (まな板に鰻があった。)

こうして見てくると、音によるコホート(単語群)と意味による単語群という2つの集合が重なって、絞られるという構図に見えます。ボトムアップ情報(音)とトップダウン情報(意味)が交錯しながら正解に辿り着くとも言えます。今、鰻が前進する姿がふと頭をよぎってから、ネバーエンディングストーリーの本の表紙にあった2匹の蛇が互いに相手の尻尾に噛み付いて円を成している図が浮かびました。

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