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2009年9月 4日 (金)

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Pの発音(ポン菓子)

子供のころ「ポン菓子」屋さんが来ると、近所の子供たちがわーっと集まったものです。おじさんに生米と砂糖と作り賃を渡すと、砂糖と米が装置の中に入れられて、ゆるゆると掻き回され始めます。わくわくと待つことおよそ10分、ついにおじさんが蓋を外しにかかります。ああついに来た。「ポン」と小爆発音とともに、急激な減圧で膨らんだ米粒に、溶けた砂糖がからんだものがどさっと網の中に出てきます。ポップコーンのお米版だからポップライスという感じ。ただしアメリカの発明者はパフライスと名づけたそうです。

Pの発音は、このポップ音、すなわちポンという音が命です。

以前、音声学の知識がまったく無かったころ、日本語のパ行の音が破裂音と呼ばれているは、思いもしませんでした。日本語のパ行は破裂という感じがしないからです。それと比べると、英語のP(特に語頭のP)は破裂という感じがします。

今日ヨハン・スンドベリ著「歌声の科学」という本に面白い一節(P38)を見つけました。

子音/p/の発声中の声門下圧に関する研究において、Leandersonらは、複数の被験者が時々/p/の閉鎖区間のみ、つまり約100ミリ秒の間だけ、声門下圧を減少させることを見つけた(Leaerson et al., 1983)。フレーズの最初のこのような声門下圧の減少は、多くの場合、横隔膜筋の急な活動によって実現される。

日本語のパ行と英語のPの違いのひとつは閉鎖の持続時間だと思うのですが、これは横隔膜まで動員して、声門下圧を下げてまでして実現されている、ということになります。これまでは「唇をしっかりめに閉じて、息で破裂を起こすイメージで」と発音指導してきたのですが、さらには呼吸を微調整して、破裂をコントロールしているということになります。あまりにすぐに破裂しないように微調整するということです。

これは他の破裂音、Bの発音、T/Dの発音、K/Gの発音にも当てはまりそうです。トップ

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